2024.04.01

2024年度スタートご挨拶

                                   2024年4月1日
                                代表取締役社長 片岡政之

 年明けから目まぐるしい寒暖差で暦と気候がリンクしない日々が続きました。開花時期が遅れた桜も3月23日の高知を皮切りに各所で開花が始まり、清々しい4月の到来です。本日から2024年度がスタートします。昨年11月に移転した新本社事務所で迎える初の新年度ということもあり、私自身も晴れ晴れしく、そして気持ちが一層引き締まる思いです。

 2023年度は新型コロナの国内感染症法上の位置付けが5類に移行し、円安影響も伴ってインバウンドも急速に回復するなど、ようやく経済活動が正常化に向かいました。

 建設業界では鋼材をはじめとする建設資材価格の高騰や、モータ、ケーブル、PLCなど電気・電装機器の長納期化、さらには施工現場の熟練技術者不足による労務費の上昇や工期の長期化といった問題が生じ、当社の業績においても少なからず悪影響を受けることとなりました。ただ、大型工事の進捗にも支えられ、2023年度業績も黒字で締められる見込みです。全ての従業員の皆さんの頑張りに、深く感謝いたします。

 2024年度は、当社に係る住友大阪セメントの石炭削減を目的とした大型コスト削減工事がピークアウトを迎えること、昨年度から注力中の外部営業もまだ種まき段階で、安定した引き合いを頂けるまでに至っておらず、大型の受注工事も少ないことから、売上、利益ともに昨年から大きく減少する大変厳しい年初予算でのスタートとなります。

 一方、時間外労働規制の遵守に向けては、ここ数年の大型工事ラッシュでやや過剰気味だった業務量が若干落ち着くと想定されますので、受注案件を確実に進めながら業務負荷の縮減や従業員間の業務平準化をこの機にしっかり進めたいと思います。そして今年度は何より25年度以降、更に飛躍するための足掛かりとしての基盤づくりの年度と位置づけ、外部営業拡大の原動力とするべく、当社の主力商品でもあるORPXの次世代へのバージョンアップ化を進めるプロジェクトを立ち上げます。また組織的だった業務スタイルを目指すための社内業務標準化や、更なる業務効率化も進めていきたいと考えています。

 今春も新卒の新入社員が入社されます。若い方たちが将来に希望が持てる、中長期ビジョンに掲げる“総合エンジニアリング会社としての存在感のある会社”へ向けて、全員のベクトルを合わせて参りたく、皆さんの理解と協力をお願いします。

 私事ですが、大阪に赴任し1年9か月。以前の工場勤務のように日常的に現場を歩くことが無くなり、運動不足がたたって最近はゴルフに行くたびに後半に必ず足がつる始末です。会社の通勤往復と毎朝のラジオ体操だけでは飛距離はおろか、コースを歩く体力すら維持できていないことを認めざるを得なくなりました。安全と健康の重要さをお願いしている身として大変情けなく、自身は今年度を脚力維持増進の年に位置づけ、散歩に励もうと思っています。

 2024年度も無災害で皆さんと会社が共に成長できるよう、個々の目標に向けて挑戦する気持ちを忘れず頑張って参りましょう。
 ご安全に

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