10月 月初のご挨拶

6月28日付で転勤の命を受け、27年ぶりの大阪勤務となりました。JR大正駅から大正通りを南下し、再び勤務場所となる大正クレイドルビルに向かうバスの車窓から見る風景や、大運橋通りの南西角に周りの建物に比してひときわ大きく鎮座する同ビル周辺の景色に、さほど大きく変わった印象はありませんでした。しかし、その8階の北窓から眺望するパノラマは、大阪中心部の高層ビルが増えるなど、当時からの変貌が明らかに分かります。変わっていない懐かしさと、変わった四半世紀の時の経過が入り混じり、思わず“あー確かに歳とったんだなあ”との言葉を吐いて、赴任初日がスタートしました。

しばしの感慨にふける間もなく6月30日に社長を拝命し、多くが初顔となる従業員の皆さんの顔と名前を覚えることは勿論、関係各所へのご挨拶や仕事の内容と進め方、業界用語や法令の把握など、覚えたり考えたりをバタバタとしているうち、あっという間に3カ月が過ぎ去ってしまいました。「三現主義」(現場、現物、現実)という言葉があります。本来は課題解決を図るときに使われるもので、使い方が適切ではありませんが、まさに新しい組織(現場)に身をおいて、そこに勤める方々や業務(現物)と直に接する中で、初めて知る事、わかる事(現実)を目の当たりにして、改めて当社の経営の指揮を取る責任の大きさをひしひしと感じているところです。任された以上、微力ではありますが従業員の皆さんが少しでも安全で働きがいのある会社にしていくべく、皆さんと力を合わせて共に進めて参りたいと思います。改めて宜しくお願いします。

現在、千葉の自宅に妻を残し単身生活9年目を継続中です。単身宅周辺の生活環境は、過去工場社宅住まいであったことを思うと、比較にならないほど利便性良好で、生活には今のところ何の心配もありません。年末に60歳を迎えますが、健康には留意して元気に楽しく伸び伸びと大阪生活を満喫していこうと思っています

さて、本日から22年度の下期が始まります。上期は会計基準の変更による業績評価方法の影響もあり、大幅な減益になりました。皆さんの日々の頑張りが業績に結び付かなかった点は大変残念で、申し訳なく思います。内外の要因をしっかり分析し、皆さんの努力が必ず報われるべく、会社としても改善に取り組んで参ります。

親会社の住友大阪セメントも足元はエネルギー費の高騰影響を受け、非常に厳しい業績下にありますが、「2050年カーボンニュートラル」に向けた取り組みは確実に進める方針を示されており、そのための起業工事は当面継続される見込みです。グループ企業として当社は一連の取り組みを実現化する一翼を担っていかねばなりません。こうした工事受注も踏まえ、下期は上期の赤字を黒字化することを重点目標とした少々ハードルの高い予算を組みました。簡単ではありませんが託された役割はしっかり実現し、予算達成とともに両社Win-Winを目指して、頑張って参りましょう。宜しくお願いします。

ご安全に

PS)今朝、大運橋通りのバス停を降りた際、歩道に白い彼岸花が咲いていました。本社の皆さんの中には、既にお気づきの方もいるのかもしれませんが、私自身は今朝気付いただけでなく見るのも初めてでしたので、調べてみると、シロバナマンジュシャゲという交配種なのだそうです。下期スタートを前に、珍しい発見をし、少し得した気持ちになりました。

片岡 政之

代表取締役社長

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エスオーエンジニアリングの総合エンジニアリングを支える社員。

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