2025.02.01

2月 月初のご挨拶「節分の日」について

リスク管理室長  鈴木倫央

月初めの今日は、2月3日月曜日の「節分の日」です。いえいえ、実は今年、2月2日日曜日が「節分の日」だったのです。

皆さんの中には、子供の頃「鬼は外、福は内」と言いながら豆まきをした経験をお持ちの方がおられると思います。

実は「節分」、年に1回だけではなく、実は4回もあるのをご存じでしょうか?
「節分(せつぶん)」には「季節を分ける」という意味があります。

季節を分ける日は1年間に4回あり、春夏秋冬それぞれに始まりの日が決められています。
春は「立春(りっしゅん)」、夏は「立夏(りっか)」、秋は「立秋(りっしゅう)」、冬は
「立冬(りっとう)」となります。

この、春夏秋冬それぞれが始まる日の前日のことを「節分」といいます。
立春、立夏、立秋、立冬は、太陽の動きによって決まるため毎年同じ日付にはなりません。

「節分」について述べましたが、次は「節分の豆まき」についてです。

「節分の豆まき」は中国から伝わってきた風習で、季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、その鬼を追い払い、無病息災を願う儀式として、慶雲3年(706年)、文武天皇(もんむてんのう)の時代に宮中で初めて行われました。

室町時代(1338年〜1573年)ごろには、冬から春になる時期を一年の境目とし、「立春」は新年を迎えるのと同じくらい大事な日として特に重要視されました。そして立春の前日の節分には、豆まきをして鬼を追い払い無病息災を願う行事として庶民にも定着していったのです。

そのため、一般的に節分というと立春の前日である春の節分のことを指します。先にも述べましたが、2025年の「立春」は2月3日(月)となるため、節分は2月2日(日)となります。 1985年から2020年までは毎年2月4日が「立春」でしたので、私の中の節分は2月3日であり、
2月2日と言われても、今でも “シックリ” とはいきません。

さて関東ではこの時期、「けんちん汁」をよく口にします。「節分汁」とか「鬼除け汁」とも呼ばれているそうです。「けんちん汁」は、神奈川県鎌倉市にある建長寺(けんちょうじ)が発祥といわれています。建長寺で野菜くずなども無駄なく使おうと作られた汁物が「建長寺で出される汁 ⇒ 建長寺汁 ⇒ けんちん汁」に変化したという説が有力です。

けんちん汁は一年中食べられていますが、野菜たっぷりで栄養があり、体を温めてくれることから、寒い時期には 特に好まれています。

私は味のしみた里芋が大好きです。
みそ味、しょうゆ味、皆さんはどちらがお好みですか?

一方、関西では「恵方巻(えほうまき)」を食べる習慣があります。「恵方」とは、その年の福を司る神様、「歳徳神(としとくじん)」のいる方角のことをいいます。

恵方巻の起源は諸説あり、江戸時代から明治時代にかけて大阪の花街(芸妓や遊女がいる場所)で商人が芸遊びをしながら商売繁盛を願って食べたのが始まりといわれています。その頃は、
「恵方巻」という名前ではなく「太巻き寿司」や「丸かぶり寿司」と呼ばれていました。

関西地方の一部で続いていた習慣でしたが、平成10年(1998年)に大手コンビニエンスストアが全国販売する際に「丸かぶり寿司 恵方巻」という名前で販売したことで「恵方巻」という名前と習慣が日本各地に広まったといわれています。最近ではロールケーキやワッフルまでもが、「恵方巻」として全国で販売されるようになりました。

ちなみに2025年の恵方は「西南西」とのことです。 真西より30度ていど南向きが「西南西」になります。

恵方巻を食すということには、恵方を向いて一本まるごと食べることで無病息災や商売繁盛の運を
「一気にいただく」という願いが込められており、 途中で止めると「運を逃す」とも考えられています。

しかし私にとって、あれだけの大きな太巻き寿司(恵方巻)を一気にいただくことは、かえって体に悪く、少し欲張りのような気もします。なので昨日、程々の大きさのものを太巻き寿司と称して、少しづつ途中で止めずにいただきました。確実に運気があがると信じております。

最後までご一読いただき有難うございました。ご安全に!

voice section logo

”VOICE

エスオーエンジニアリングの総合エンジニアリングを支える社員。

採用情報

エスオーエンジニアリングの
採用情報をご案内します。

” RECRUIT
採用情報ページへ