2024年1月1日
代表取締役社長 片岡
ご安全に
新年を迎え一言ご挨拶を申し上げます。
今年は能登半島沖地震という痛ましい自然災害の発生でショッキングな年明けとなりました。帰省やご家族･友人と集まっての楽しいお正月を過ごしていた中、大変驚かれたことと思います。現時点において、社員およびそのご家族に人的被害は無いと伺っていますが、少なからず被害を受けた皆様に心からお見舞い申し上げるとともに、一刻も早い復旧･復興を祈念いたします。また年末年始、顧客対応の為､業務にあたられた方々におかれましては寒さ厳しい折､無事故､無災害で業務を遂行して頂きました事、感謝申し上げます｡ありがとうございました。
年齢を重ねると１年が短く感じます。ついこの間の出来事が実は１年以上前だったとか、反対にもっと昔と思っていたものが、思いの他最近の事だったりとか･･。そのため私は記憶から離れた出来事や時系列の整理のために、年末にネットを使って国内、海外、スポーツの主要ニュースを振り返るのですが、このあっという間の１年間に膨大な出来事で世の中が動いている現実を当然ながら再認識させられます。個人的に印象に残った出来事を下記に列挙してみました。スポーツ界を中心に非常に喜ばしいニュースも多かった一方で、何年も前からずっとはびこっていた悪しき慣習に起因する様々な不祥事も発覚しました。またウクライナ･ロシア戦争の長期化に加えハマスとイスラエルの軍事衝突が勃発するなど、世界の政情不安も終息の先が見えません。我日本の隣国のきな臭い動きもしかりです。皆さんはどのように感じた2023年だったでしょうか。
・２月：ロシア･ウクライナ戦争1年
・３月：侍ジャパン世界一
・４月：岸田首相演説会で爆発
・５月：新型コロナの５類への移行
・７月：ビッグモーター不正請求
・８月：日大アメフト部員不法薬物で逮捕、福島第１原発処理水海洋放出開始、北口榛花世界陸上やり投げで金
・９月：夏の平均気温過去最高
・10月：藤井聡太八冠制覇、ハマスとイスラエルの軍事衝突勃発、ジャニーズ解体、新井カープ セリーグ２位！
・11月：阪神３８年ぶり日本一
・12月：政治資金パーティーのキックバック、ダイハツの安全確認での不正
さて2024年を展望するに、親会社のセメント業界は、需要に下げ止まりの気配が感じられず、国内需要は3,500万トンまで落ち込むとも想定されています。値上げの浸透効果による業績の回復傾向が期待できるものの、設備の老朽化やCO2対策関連への設備投資による費用負担だけでなく、デンカ社の2025年度セメント製造撤退に伴う業界物流影響に向けた対応など、非常に難しい経営を迫られる年になるものと予想されます。また建設業界では、時間外労働の制限が本格適用となります。これまでのように時間で解決する業務スタイルが許されなくなり、経営サイドだけでなく、社員一人一人が自身で時間の使い方をマネジメントしていくことが要求されます。社内での風通しを良くし、問題を未然に防ぎ、効率の良く業務を遂行していけるよう知恵を働かせて参りましょう。
大谷翔平選手が全国２万校の小学校に贈ったグローブが昨年末から順次届けられています。財力あっての業で誰もが真似できることではありませんが、貰った小学生は当然のこと、学校の先生たちまでもが大はしゃぎしている報道を見ると、大谷翔平選手の影響力と存在感の大きさに唯々感服するばかりです。当社も2035年の中長期ビジョン策定において「存在感のある」会社を目指すとしています。大谷選手には敵わないまでも、顧客からの口コミなど“いいね”を頂ける会社となるべく、皆さんと一緒に考え成長して参りたいと思います。
最後になりますが、社員の皆さん､そして大切なご家族や仲間が健康で過ごされ、実り多く幸せな１年となりますよう、また龍のごとく「上昇」し、「向上」する年になりますよう祈念し、年初の挨拶とさせて頂きます｡
本年も宜しくお願い致します｡
