2024.05.07

5月 月初ご挨拶 『5月病を予防するためには』

                                2024年5月7日
                             リスク管理室長 鈴木

 5月の「月初ご挨拶」の担当、リスク管理室 鈴木です。ネットからの引用になりますが、
ご一読願います。
 春は進学や入社、部署異動、引越しなど新しいことが始まる季節であり、環境の変化が
大きく忙しさを感じやすい時期です。ゴールデンウィークになると忙しさがちょっと落ち
着きますが、大型連休の終わりに気をつけたいのが5月病です。今回は、5月病の症状や予
防法、対処法を紹介します。
 4月後半から5月にかけて、日本ではゴールデンウィークと呼ばれる大型連休があります。
「学校や会社に行きたくない」「なんとなく体調がよくない」「勉強や仕事に集中できなく
なった」など大型連休のあとに心身に不調を感じる状態を5月病といいます。5月病が悪化
すると体調がすぐれない状態が続き、欠席や欠勤が増える場合があります。
5月病は誰でもなる可能性がありますが、下記の特徴に当てはまる人は特に注意しましょう。

  ☆ 環境の特徴
   ・連休の前に、就職、異動、転勤、転職をした  

   ・組織改編などで職場の人間関係や雰囲気が変わった
   ・新しい仕事を担当することになった
   ・残業や休日出勤など勤務時間が長く忙しかった
   ・責任あるポジションやプロジェクトを任されるようになった
  ☆ 性格の特徴
   ・真面目で几帳面・控えめで大人しい
   ・責任感が強い・完璧主義
   ・悩みをひとりで抱え込む・ストレス発散方法がない
    5月病になる人は、環境の変化によるストレスを抱えていたり、疲労を溜め込んだ
    りしている傾向がみられます。そのためストレスと疲労を蓄積しないようにするこ
    とが5月病の予防につながります。
  ☆ 趣味を楽しむ
    好きなものごとに打ち込んでいるときは、脳内で幸せホルモンと呼ばれるセロトニ
    ンが活性化されることで気分が上向きになり、リフレッシュすることもできます。
    料理、写真、読書など、好きなことを見つけましょう。
  ☆ 運動でリラックス
    体を動かすとストレスによる緊張がほぐれてリラックスできます。激しいスポーツ
    でなくても、散歩がてらのウォーキング、ボルダリング、軽めのジョギングなど、
    楽しめる範囲で体を動かしましょう。
  ☆ 食事でセロトニン分泌アップ
    セロトニン生成を促す栄養が豊富な食品を意識して食べましょう。バナナ、乳製品、
    大豆製品、サツマイモ、いわし、雑穀などがおすすめです。ただし、カフェイン入
    り飲料や甘い食べ物を摂取しすぎると、睡眠や内臓機能に影響を与えますので、適
    量を心がけてください。
  ☆ 生活リズムを整える
    平日とは対照的に、休日は遅い時間に起き、食事もとったりとらなかったりしてい
    る場合、生活リズムが乱れて疲れがとれません。休日もなるべく平日の生活リズム
    からズレすぎないように、起床、食事、就寝の時間帯を整えましょう。
  ☆ 就寝前はデジタル機器を見ない
    スマホやパソコンを就寝前に使うと、睡眠の質が低下して寝つけなかったり眠りが
    浅くなったりします。睡眠不足は疲労蓄積の原因になるので注意しましょう。
  ☆ 悩みは抱え込まず、外に出す
    悩みがあるときは、ひとりで抱え込まずに誰かに相談すると心が軽くなります。話
    すのに抵抗があったり、相談相手を見つけられなかったりする場合は、ノートに悩
    んでいることや、いつから悩み始めているかなどを書き出してみると、心が整理整
    頓されることがあります。
    5月病は早めに対処することが大切です。以下で紹介する「5月病の初期症状」に気
    づいた場合は、かかりつけの医師など、医療機関の診察を受けましょう。身体に問
    題がなく、不調の原因がわからない状態が2週間以上続く場合は、精神科や心療内科
    の受診を検討してください。放置すると心身の不調が続いて日常生活に支障をきたす
    場合もあります。早めに相談しましょう。
  ☆ 5月病の初期症状
   ・食欲が落ちた・集中力が低下した
   ・頭痛がする・気分が落ち込む
   ・めまいがする・イライラする
   ・眠れない・焦りや不安を感じる
   ・朝なかなか起きられない・周囲への関心がなくなる
   ・風邪など病気にかかりやすくなった・学校や会社に行きたくなくなる
   ・やる気が出ない
5月病は、春に環境変化があった人に起こりやすいです。また、それまでに疲労やストレス
を溜め込んでいた人も要注意。趣味を楽しんだり運動や食事など生活習慣を工夫して5月病
を予防しましょう。
「ストレスや疲れを感じているのは自分だけかも」と不安を感じて悩みを打ち明けられない
場合もあるでしょうが、程度の差はあってもストレスを抱えている人はたくさんいます。
疲れやストレスを感じることは悪いことではありません。悩みや愚痴を言い合ったり、一緒
にストレス発散したりすることが、解決につながる場合もあります。ストレスや悩みは抱え
込まず、外に出すようにしてください。

記事監修医師(2020年5月時点)
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長
東京大学医学部卒 医学博士
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本内科学会認定総合内科専門医
人間ドック学会認定医
難病指定医
Member of American College of Physicians
山本 康博 先生

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