7月 月初のご挨拶 ~隔たりをなくそう ~

7月「月初ご挨拶」の担当は鈴木です。乱文ではございますが ご一読ください。


さて、今回は対人関係における『隔たり』について考えてみたいと思います。隔たりとは「距離」「間隔」と同じ意味を持ちます。

人間は相手に知られたくないことがあるとき、自然と隔たりを設けていることをご存知でしょうか。それは『腕を組む』という行為だそうです。心理学では、体が守られているような感覚になって気持ちが落ち着くためと考えられています。 内緒にしたい気持ちが強いほど動揺してしまうため、腕を組んで平然を装おうとしているのかもしれません。

では、他に腕を組む行為にはどのような心理があるのでしょうか。大きく、①警戒心、拒絶の現れ、②考え事をしている、③隠し事をしているに分類されるのだそうです。③は先に述べました。共通して言えるのは、そこには「心を読まれたくない」「優位に立ちたい」など、相手と一定の距離を確保したいという『隔たり』の心理があります。

知らず知らずのうちに腕を組んでいませんか。逆に腕を組んでいる人の心理を察して、より良い対人関係の構築に役立ててはいかがでしょうか。

さて、話は変わってマスクの話です。皆さんはマスクをつけて過ごすのは嫌いですか。もちろん、今の社会はマスクをつけるのが当たり前なので、好きとか嫌いとかいうわがままは通じません。皮膚が傷むから嫌だとか、呼吸が苦しくなるとか、どちらかというとマスクをつけることが嫌だ、という人が昨年あたりは多かったように思います。実は被れるので私もマスクを着けていることが苦手です。

しかし、最近では「相手に表情を悟られないから、むしろ便利」「もう着けているのが当たり前になってきたから、むしろ外した時に違和感がある」という人も多いようです。おしゃれなマスクも数多く出回っています。

ここで考えてみましょう。『腕を組む』という行為と共通点が見つかりませんか。マスクを付けていると表情から心を読み取られないという『隔たり』の心理です。やむなく着けているマスクですから『隔たり』は覚悟のうえ、という人はそれで良いのかもしれません。しかし人間は、よりよい対人関係の構築を望むものです。

では、どのようにすれば『隔たり』をなくすことができるのでしょうか。
それは、改めて意識しなければなりません。『大きな声で相手の「目」を見て話し、相手の「目」を見て話を聴く』ことだと思います。「話しをしてやっている、聞いてやっている」のではなく「話を聴いてもらっている、聴かせてもらっている」というのが原点ではないでしょうか。

それでは、今から『隔たり』をなくしましょう。 ご安全に!

鈴木 倫央

リスク管理室長

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エスオーエンジニアリングの総合エンジニアリングを支える社員。

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