以前、日経に掲載された記事が目にとまりました。日本の誠実・安心のブランドが国際競争力の源泉になっているという内容です。
日本では当たり前の商品を、訪日外国人が大量に購入しており、これが日本製の安心・安全を求める消費行動に当たるとのことです。
人気を博しているのは日本製に限らず、中国人旅行者が日本で買って帰る定番商品に、中国製の温水洗浄便座があるようで、メイド・バイ・ジャパンの商品を日本で買えば、偽物をつかまされる心配がないという安心感があるとのことです。
さらに日本人気は中古品市場にも及び、古着でも中古車でも、日本人によって使われていたものは、もともとの品質の良さに加え、使い方も丁寧なため老朽化していないとして、外国人の間で人気が高いとのことです。
ところで、当社におけるブランドとは何でしょうか?
エンジニアリング会社の大手は、専業系・重工系・重電系・製鉄系・ゼネコン系などが存在します。当社は、いずれの分類にも当てはまりません。
大手が手掛けるような大規模・グローバルなプロジェクトはこなせませんが、小規模で人情味ある仕事が得意であると思います。それは、お客様との関係を大切にして、仕事を通じて信頼関係を築くことにあると思います。その結果として、誠実・安心のブランドを確立することが出来ると思います。
親会社から与えられた人材・技術を土壌として築いた会社です。住友大阪セメントグループの一員として、①自社の技術・知識から更なる付加価値を生み出して、②技術の蓄積と伝承、③若手技術者の確保・育成を行い、グループ全体の繁栄に貢献することが出来る会社であり続けたいと思います。
記:名古屋支店 永田 肇